本番環境はAWSのままに。
テスト環境をさくらのクラウドへ移行し、
クラウドを「適材適所」で使い分けた事例。
AWS上で運用されていた開発・テスト環境を、コストパフォーマンスに優れた「さくらのクラウド」へ移行するプロジェクト。
本番環境はそのままに、テスト環境を見直すことで、月額約3万円のコスト削減につながった事例です。
■ プロジェクト概要
- AWS上のテスト環境をさくらのクラウドへ移行
- 本番環境はAWSのまま維持
- クラウドの特性を活かした環境分離
■ お客様の課題
- 課題01:AWSの利用料金が増えてきた
- サービス拡大に伴いAWSの月額費用が増大。AWSの機能面には満足しているものの、コストの見直しが急務となっていました。
- 課題02:環境の二重コスト
- 本番環境と同様の構成をテスト環境でも維持しており、実際に稼働していない時間のコストも負担となっていました。
- 課題03:本番環境まで移行するのはリスクがある
- 「コストを下げたいから」といって、本番環境まで別のクラウドへ移行するには、相応の検討やリスクが伴います。
- 「すべてを変えるのではなく、まず見直せるところから変える」という方針で検討を進めました。
■ salqの提案・実施内容
「全部移行」ではなく、「テスト環境から」見直す
お客様の課題に対し、salqからご提案したのは、すべての環境を一度に移行する方法ではありませんでした。
本番環境はAWSのまま維持し、テスト環境のみをさくらのクラウドへ移行。
用途に応じてクラウドを使い分けることで、既存環境への影響を抑えながらコストを見直しました。
- コスト構造の可視化
- 現行AWS環境の利用状況を分析し、さくらのクラウドへ移行した場合のコスト比較および可視化。
- テスト環境の切り出し
- 本番環境との依存関係を整理し、テスト環境のみを独立して移設できる構成を設計しました。
- さくらのクラウドへの移行
- テスト環境をさくらのクラウド上へ構築し、必要なデータや設定を移行。
本番環境はAWSに残すことで、サービスへの影響を抑えながら環境を切り替えました。
- テスト環境をさくらのクラウド上へ構築し、必要なデータや設定を移行。
- 運用フローの再定義
- 移行後も従来と同じようにテスト環境を利用できるよう、接続方法や運用方法を整理しました。
■ 使用技術
- 移行元: Amazon Web Services(EC2 / RDS 等)
- 移行先: さくらのクラウド
- OS / ミドルウェア: Linux / MySQL / Docker
■ 成果・効果
- 月額約3万円のコスト削減
- AWS上で運用していたテスト環境をさくらのクラウドへ移行することで、月額約3万円のコスト削減につながりました。
- 削減したコストを、より重要な領域へ
- インフラコストを削減することで、新機能開発や本番環境の強化など、より優先度の高い領域へコストを振り向けられるようになりました。
- 本番環境はAWSのまま
- 本番環境はAWS、検証環境はさくらのクラウドという ハイブリッド構成により、用途に応じたクラウド運用を実現しました。
■ プロジェクトのポイント
さくらインターネットのソリューションパートナーであるsalqだからこそ、
複数クラウドの特性を理解したうえで、それぞれの強みを活かしたクラウド構成をご提案できます。
クラウドは「一つに集約する」だけが正解ではありません。
今回のように、
本番環境はAWS、テスト環境はさくらのクラウド
といった、用途に応じて環境を使い分ける方法もあります。
重要なのは、現在の環境や利用状況を把握したうえで、
「どこを変えると、どのくらいの効果があるのか」
を考えること。
salqでは、特定のクラウドへの移行を前提とするのではなく、お客様の環境や目的に合わせて、コスト・性能・運用面から最適な構成をご提案します。

